第41回勉強会 異なる職場で感じたこと

掲載日:2025/03/18
開催日
2025/03/11
イベント
勉強会
投稿者
両角

話題 :異なる職場で感じたこと
話題提供者:大塚雄人さん(2002)
開催日時:3月11日(火)20:00-21:00

参加者(卒業年度)
五十嵐さん(2002)
大塚さん(2002)
加藤さん(2002)
足立さん(2003)
澤海さん(2005)
敦賀さん(2006院)
天野さん(2007)
両角

■話題の内容
UXUI分野の老舗のデザイン開発事務所から“デジタル・クリエイティブスタジオ”と自らを呼ぶ“Sun*(株式会社Sun Asterisk)”に昨年移られた大塚さんに、仕事の内容・仕事の仕方などで気付いたこと・変わったことなどをお話しいただいた。
説明資料:IR用の資料 https://sun-asterisk.com/ir/
事業内容としては、スタートアップから大企業の新規事業開発支援を中心に活動しており、Creative デザイナーやBusiness ビジネスデザイナー、Tech エンジニアが組んでアイデア段階から製品開発段階まで担当する(クライアントの依頼内容による)。CxBxTの相乗効果をの狙う。
転職先の選択肢として魅力だったのは、「フルリモート」で仕事ができる環境だったこともある。本社は東京であるが、京都で仕事をしている(大学の授業もあるので)。オフラインで大事な会議はない。ベトナムに開発拠点もあるし、リモートでの仕事が前提。

■質疑(メモとして Q:質問 A:回答)
Q M)クライアントとの関係は?
A O)クライアントはプロダクトオーナー:テーマ(目的)とお金を持っている
Q A)持続可能性 顧客のジャーニーをマネジメントする方法は?
  ヴァリュー・数値をマネジメントすることにデザイナーもコミットする必要があるか?
A O)リーンスタートアップでは管理していたような..
  数値計測できることが重要
  数字に表れにくいところも指標にいれていくことが大事だが…
A M)指標の管理の参考:刀(森岡氏) 『確率思考の戦略論』 消費者の行動を左右する3つ要素
  最も重視すべきは「プレファレンス(相対的好意度)」。次にどれだけ知ってもらえているかという「認知」、その後、消費財であれば製品の手に取りやすさを示す「配荷」、テーマパークであればパークまでの「距離」
Q M)チームビルディングはリモートでうまく行くのか?
A O)大きな問題はない。人は、職能・グレードで配置する
Q M)プロジェクト後にメンバーの評価はしているか?
A O)360度的な評価はしているようだ
Q M)評価の集積はチームを作っていくうえで重要だと思うが?
A O)ずっと同じ人なのもリスキー
 クライアントワークなので相手に合わせて行動している
Q S)コンサルと開発が一体の会社ですか?
A O)そう、業態的にアクセンチュアとかは近いかもしれない

■感想
現代の企業にとって新事業開発を行うためには、ビジネス(マーケ)+デザイン+テクノロジーが有機的に協力して調査・計画から開発・実装までできる組織に依頼するor組んで開発することが比較的効率よく成功率を上げることができる方法であると思われる。今回お話しいただいた『Sun*』も以前お話いただいた『アクセンチュア』も、類似のマーケットを狙った企業体であるように思う。
そうした新しい組織・企業に活躍の場を移していっている研究室のOBOG達は本当に頑張っていると思う。可能な範囲で情報を共有して、お互いの参考にしてくれたら嬉しい。

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