話題 :今年のデザインの現場・社会はどうだった? 年末お話会
話題提供者:両角+参加者
開催日時:12月03日(火)20:00-21:00
参加者(卒業年度)
鶴本さん(2001)
五十嵐さん(2002)
大塚さん(2002)
足立さん(2003)
両角
■話題の内容
デザインを取り巻く現状について、参加者が語った。
仕事の調子は?
行政案件など見積もりを出すことは多いが、失注も多い
この価格で仕事をこなせるのかと思うこともある
アウトプットの質の保証・判断はできているのか?
研究的な案件減っている、開発案件はあるが・・
参加者の転職の話題から
転職先は、デザインコンサル企業。顧客と一緒に開発する。
役割は「デザイナー」「ビジネスデザイナー」「エンジニア」、その他にマネージャーの人
デザイナーの中では、役職は分かれていない
リモートでの仕事が基本、コミュニケーションのやりにくさはあるが海外の仕事等もあるからフルリモート
40代は一人で動くことを求められる、学ぶ立場ではない
中途採用の社内教育は弱め
中途採用者の為の教育を考えることも求められるが、時間が無くて今のところ様子見
起業のデザイン部門のOB会に参加する機会
戦後、製造業を中心にデザイン部門がつくられ、そこを退職した人々が増えている
デザイン部門のOGOGの集まりも増えているのではないか
一方、現代は同じ会社に長く働くより転職も多くなり、人の繋がりの形も変わる
人と人は、今後どのような繋がりになっていくだろうか?
高校の同級会に最近参加したが、高校の頃のことよりその後の経験の話を聞きたかった
これからのデザインのつながりの形はどんなものになるだろうか?
両角研勉強会では、一人一人の経験の話を聞きたい
再度、組織へのメンバーの迎え方の課題について
組織に新しい人迎える時のシステム・過程に課題が多いが、
スタートアップ企業などを中心にHRシステムツールが導入されている
「Smart HR」「タレントパレット」「ジンジャー」「Notion」
ブラウザーベースのツール
「Smart HR」のある企業が少し安心で転職する、とか
クライアントの要求に応える必要があり、組織の中のノウハウを共有することが重要ではないか
On Board Meetingとか
デザインの新領域
ツールがあっても、見通し悪くパフォーマンスが下がるという課題
e.g.保険のオペレーションをよくする、取り組み
ビジネスデザイン:導入した後どう活かせるようにするか:カスタマーサクセス
UI・ユーザビリティだけではなく、使えるようにすることが重要
e.g.ノーション 導入後線社員6時間の講習があった
しかし、仕事化はできていない
ツールアレルギーは昔よりはない(携帯端末は使っている)
データは取れているけれど、使っていない
■両角感想
仕事について語ってもらった内容は、刺激的なものであった。
従来のデザインの技術(UI/UXデザイン、サービスデザイン..)だけではなく、新しい「ビジネス化する能力・技術」が必要と強く感じた。
しかし、どうしたら仕事になるのか。話の中で出てきた「カスタマーサクセス」などの概念もすでに共有されつつあるとしたら、新しい態度や技術を学んでいくことが必要なのであろう。
「来年会いたいねー。」の声にも応えていきたいが…、アイデア募集!