日時:12月18日(月)20:00~21:00
話題提供者:澤海さん(Accenture Song)+参加者
話題:バックグランド + 経験 + 何に責任を持つのか
参加者(卒業年度)
五十嵐さん(2002)
足立さん(2003)
澤海さん(2005)
敦賀さん(2006 院)
天野さん(2007)
両角
前回の澤海さんの仕事(Creative Technologist)のお話をベースに、自分たちがやっていること・責任を持っていることについて振り返ってみたいと考えました。
後半で、参加者それぞれがなにをしたいか・目指すことについて話してもらいました。これが、私にとってはとても刺激になりました。
■話題内容
前回紹介していただいたコンサルティング会社Accentureの話に関連し、今回はデザインコンサルティング会社のIDEO Tokyoの閉鎖のニュースから話が広がりました。ビックコンサルのAccentureやIBMなどがデザイン部門を強化し、提案力・営業力を強化する一方、『デザイン思考』などで名を挙げたデザイン事務所系がAIなどを利用した提案力が弱いため、仕事を取りにくい状況にあるようです(規模の大きな仕事では..)。
参加者の会社でも、提案内容や仕事の仕方等でこれからAI関連は影響が広がっていきそうです。
年末ということで『これからしたいこと』を聞きました(下記メモはあくまで両角の解釈)。
天野さん)お役様へより良い提案をするために、試作をしっかりしたい。AIは提案のヒントを広げるルールになるか。
五十嵐さん)リサーチの為の絵(モデル)を作りたい。また、仕組化でAIが使えないか。
足立さん)アクセシビリティ・合理的配慮の必要性が浮上してきて、これまでやってきたことが仕事化してきた。マイナスをゼロにする取り組みから、これからはゼロをプラスにする取り組みを考えたい。
敦賀さん)『思いつきで設計する』取り組みをしたい(もっと自由に発想して)映画「Field of Dreams」のような。
澤海さん)何を作るべきかを考えて造る。動くもの(電子工作)を作りたい。AIが支援をしてくれたらよい。
■ 両角の感想
『これからしたいこと』の話は、私にとって刺激になりました。特に、天野さんのお客様へのより適切な提案を作るためにAIなども使って取りくむという意見は、まだまだ私たちの周りにやるべきことがあるのだ、見方・視点・姿勢こそ必要なのだということに気が付かされた思いでした。
五十嵐さんの、事業会社としてリサーチからプロダクトを作る地道な取り組みの話も、「そうだそれこそがデザインだ」と思わされるものでした。
ともすれば、はやりの言葉に翻弄されそうになるこの頃ですが、自分の経験から得られた知識・知見を信じて、それに磨きをかけていくことが、自分の為にも組織の為にも社会の為にもなるのではないか、と考えさせられた勉強会でした。