第18回 勉強会 これからの世の中で自分や仲間が活躍できるようにするには? - 生成AIが実用化された現代、これからのデザイン(デザイナー)の役割 -

掲載日:2023/04/14
開催日
2023/03/14
イベント
勉強会
投稿者
両角

日時:2023年3月14日(火)20:00-21:00
話題提供者:両角&参加者
話題:これからの世の中で自分や仲間が活躍できるようにするには?
   - 生成AIが実用化された現代、これからのデザイン(デザイナー)の役割 -

参加者(卒業年度)
鶴本さん(2001)
足立さん(2003)
福嶌さん(2003)
敦賀さん(2006 院)
天野さん(2007)
芽利香さん(2007)
両角

両角の感想
これまでたくさんのOGOBに経験に基づいて仕事やそこで得られた経験の話していただきました。
参考になること、自分自身の問題として考えるべきこと、色々あったと思います。
私自身の関心として、昨年から今年にかけて生成AI(チャッGPTに代表される)の急激な進歩は、デザインを含むすべての仕事の見直しを迫るものとして考えられ、OGOBの皆さんとともに考えてみることにいたしました。

■提供した資料
1)NewsPicksの落合陽一氏による生成AIに関する対談記事3件(部分版)(すべてyoutubeで視聴可能)
・「ChatGPT」強化学習リーダーは、日本生まれで6カ国渡った元Google Brainの研究者。OpenAIのシェイン・グウが語る、”生成AI時代”の日本の「強みと新たな可能性」とは?
・OpenAI創業メンバーは“オールスター” ChatGPT開発チームのシェイン・グーが設立の経緯を明かす 「生成AIは人間が興味のある全ての生産性を高める技術」[再編ver.特別公開]
・ChatGPTで「ホワイトカラーが短期間で産業革命に晒される」スマホで誰もが使う機能を発明、暦本純一と語る“AIと人間” 「AIが仕事を取り去った後に残る」のは日本企業特有の“あの業務”?

2)MicrosoftのAI を利用した応答エンジン『Bing』の応答サンプル
質問1:生成AIが実用化された現代、これまでの産業社会におけるデザイン(デザイナー)の役割に対して、今後どのような役割が期待されるようになるでしょうか。(図①)
質問2:生成AIはどうやってデザイン案を作るのですか?(←対話案としてBingが出した質問の一つ)(図②)

■参加者の意見
・生成AIの問題点:学習データの片寄りによる公平性・バイアスの発生
・過去のデータからの予測(未来が予測できるか)
・AIをどう使いこなしていくか 共同作業ツールのFigmaにもAIプラグインが…
・公共のデザイン(例えば券売機)に活かせないか→チャットボット
・他人に聞くよりチャットボットに聞いた方が早い
・創造的なことする:新しいインサイトを得るとか
・調べ物は早く探せるが、現場現物も大切にしたい

両角の意見
・生成AIの情報を参考にしつつ、動くのは人間
・価値を感じるのは人間なので、人間にとっての価値創造の部分に注力する
*次回、今回の論議にも関係して『デザインとして取り組むべき対処(例えば公共デザイン等)と取り組み方』について考えてみたい