開催日時:2023年1月17日(火)20:00-21:00
話題提供者:敦賀さん(日立製作所)足立さん(コンセント)福嶌さん(rinna)
話題:私の転職・転社 そこで学んだこと・気付いたこと(広い話題も可)(1)
参加者(卒業年度)
鶴本さん(2001)
大塚さん(2002)
足立さん(2003)
福嶌さん(2003)
澤海さん(2005)
敦賀さん(2006 院)
天野さん(2007)
芽利香さん(2007)
両角
*最後に参加者写真あり(写真④)
両角の感想
今回と次回は私が開催趣旨に書いたように、参加者の皆さんの近況を知りたいということで、今回は3名のOBに卒業から現在までの変遷の紹介をお願いすることになりました。
紹介していただいた転職・移動の概要は下記です。
■敦賀さん(2006 院)(写真①)
多磨美大の研究員(研究プロジェクト)
日立製作所(複数部署を移動)
■足立さん(2003)
仙台の会社(Web・印刷制作)
大学院に戻り、研究(コミュニティの課題解決、 インターンシップ(コンセント))
コンセント(複数部署を移動 含Webデザイン、アクセシビリティ・インクルーシブデザイン)
■福嶌さん(2003)(写真②③)
Holon Create(プロダクトD、UI/UXD)
Microsoft Japan
rinna
それぞれのOBの説明は短い時間でしたが、多様な経験を積んできたことが伝わってきました。私が参考になった・興味を持った内容をいくつか紹介します。
<経験から来る実感について>
・日本における若手研究職の不安定さ、仕事の面白さだけでは続けられない。
・お客様と一緒に仕事(開発)のできることの面白さ
・様々なユーザーへの対応で、Webのアクセシビリティと出会う
・企業・組織の大きさやステップによって、仕事の役割が明確だったりなんでもこなす必要があったりと、デザインを含む仕事の役割が異なる
・「自社のプロダクトに責任を持つ」!、会社のコンセプトをデザインに落とし込む
<デザインのコアにかかわると思う活動・能力について>
・考えたアイデアをカタチにするスキル
・協創の場のファシリテーション能力
・コンセプトをカタチに落とし込む力
<質問から>
Q:世の中の『ダイバーシティ』とデザイン手法の『ペルソナ』の関係は?矛盾はないか。
両角:エンジニアリングサイドは、機能に責任を持ち、デザインサイドはユーザーの経験に責任を持つことが求められる。その時、機能ではなくユーザーの経験について記述する方法として『ペルソナ・シナリオ』は有効だと思う。また、ユーザーの多様性(ダイバーシティ)に対応するために、必要なだけユーザーの生活を調査・参与し複数の『ペルソナ・シナリオ』を描く必要がある、と考える。