話題 :開発で要求をどのように『構造』 に落とし込むか
話題提供者:五十嵐友子さん(2002)
開催日時:4月15日(火)20:00-21:00
参加者(卒業年度)
鶴本さん(2001)
五十嵐さん(2002)
大塚さん(2002)
両角
■話題の内容
五十嵐さんの会社のプロダクト開発における次のような疑問から、開発における問題について検討した。
*説明資料の「J.J.ギャレットの5段階…」の「構造」部分を参照
1)「構造」の検討は、要件定義、ワイヤーフレーム、デザインデータ、ソースコードで十分か、不足があるのではないか?
2)デザイナーは「構造」の検討をどうしているのか?
■両角の感想
会社で行われる実際の検討プロセスを説明いただき、出された疑問について、Tさん・Oさんの実務で実施しているやり方を参考にしながら検討した。
正直なところ、今回両角は論議からおいていかれた感じであった。五十嵐さん、Tさん、Oさんは、現在プロジェクトリーダー的な立場で実際の仕事に取り組み、アウトプットを出している方たちで、私の昔の経験からはすでに大きく異なっている部分が多いからである。プロダクト開発の環境やメンバー・ツールなどが大きく変化しているし、また組織により事情も異なる。
一方、三人の話を聞いたり、参考図書*を読み返してみると、「デザイナー」の役割もやはり存在するのだ、とも思った。それは、開発の初期において、UX/UI全体を見渡し、ユーザーが考えるであろうモデルを想定し(または考えだし)、大きな視点から論議すべきところを抽出して検討する、というものである。上野さん的*に言わせれば“デザイナーのアブダクション”の力である(抽象から一気に具象に飛び、生み出された可能性を確認する)。これは、ユーザーをよく観察・理解し、一気に問題の解答を生み出す能力を持つデザイナーという職能の人間のなさせる技であろう。
論議に参加したOGOBは素晴らしい実践家たちだと、感心した。
*参考図書:上野学:オブジェクト指向UIデザイン、2020,技術評論社
次回の勉強家では、デザインやデザイナーのこれからをさらに考えてみたい
