第36回 勉強会 KJ法 再入門 ーリサーチした内容をどうまとめる?ー

掲載日:2024/10/03
開催日
2024/10/01
イベント
勉強会
投稿者
両角

話題 :KJ法 再入門 ーリサーチした内容をどうまとめる?ー
話題提供者:両角+参加者

開催日時:10月01日(火)20:00-21:00

参加者(卒業年度)
鶴本さん(2001)
大塚さん(2002)
敦賀さん(2006 院)
足立さん(2003)
草野(山本)さん(2005)
両角

■話題の内容、質疑
仕事を進めるていくとき、『探る・まとめる』技術として『KJ法』を再度学びたいという希望が出されました。
KJ法は、文化人類学者の川喜田二郎氏が、フィールドワークから得られた膨大な収集データの整理・統合を行うために開発された手法と言えます。広い意味でのデザイン行為も、実際の生活や起業活動を対象に複雑な問題の解決を行うことを目的としているので、共通した背景を持っていると言えると思います。
今回は、複数回の勉強会を通じて、改めて『KJ法』を使えるものとしていきたいと思います。
初回は、両角から理解するためのポイントの説明、次回以降で各人の実施内容を発表しあい、内容を深めたいと思います。

説明資料として下記を提供しました。

  1. KJ法 再入門(両角の説明資料)
  2. KJ法の原点と核心を語る ― 川喜田二郎さんインタビュー 質的心理学研究第2 号/2003/No.2/6-28
     https://www.jaqp.jp/JJQPabst/JJQP_02_2003_006-028_abst.pdf (日本質的心理学会)
  3. KJ法(親和図作成)ってどうやるの? By 上平先生
     「付箋を貼って進めていくアレ」は、ただ付箋を貼っているわけではない
     上平崇仁先生専修大学ネットワーク情報学) 2020-06-27
     https://speakerdeck.com/kamihira/kjfa-falseshou-shun

説明のビデオを見ていただければ内容はわかると思いますが、「KJ法の原点と核心を語る」の要約部分を掲載します。
<要約部分>(太字は両角による)
KJ 法の発想の原点には,今西学派の特徴である未知への冒険精神と,生きた世界に実践的に関与しながら認識するという根本姿勢があった。
方法論の基本的特徴には,次の6 点があげられた。
1)現場取材と創造的総合の二つからなるフィールド科学。
2)ありのままのデータからボトムアップで認識する方法論。
3)フィールドノートではなくカード記述によって自由で多様な組み合せの可能性。
4)意味を重視した文章見出しの多段階使用。
5)雑多なデータを図解化によって統合
6)図解化と言語化による提示と衆目評価による合意形成。

説明後、参加者の取り組み課題(予定であり、変更可能)を一つずつ挙げていただいた。
次回は、それぞれの課題についての分析&総合を発表いただく予定です。

■両角の感想
参加者からのメモでもすでに述べられているように、適切な目標設定と適切な取り組み方法によって、問題・フィールドに対する認識の粒度が劇的に変わる可能性があると思います。
今回の勉強会の為に、両角も資料の調査・見直しを行い、改めて自分の「KJ法」についての認識の正しさ(例えば、トップダウンの分類などもっての外で、地道に事実をボトムアップでまとめていく等)を確認しました(実行は大変ですが…)。
さらに、私もフィールドワークから分析・総合をしようと、『親子の学びの現状と課題(仮)』について取り組み始めました。すると、事実を捉えようとする態度や、カードの記述の大切さが見えてきました。まだ始めたばかりですが、私にとってもとても良い学びの機会になりそうです(途中放棄をしたらゴメンナサイ…)。

ぜひ説明会に参加できなかったOGOBも資料を見て、少しでも良いので自分のフィールドや課題に取り組んでみてください。

勉強会風景 表示されている資料は「KJ法(親和図作成)ってどうやるの? By 上平先生」